【見学】グローバル･ニュークリア･フュエル･ジャパン
友人の企画でGNF-J（グローバル･ニュークリア･フュエル･ジャパン）という原子力発電用燃料を作っている会社の工場を団体見学してきた。
ここは原子力発電用燃料（原子燃料体）を製造している。といっても、その原子燃料体がどんなものかもわからずに参加してきた。（いつものことですが）
その原子燃料体を構成する燃料棒に入ってるペレットのことやペレット１個で作り出せるエネルギーの大きさなど初めて知ることばかり。
燃料ペレットの模型が回ってきたので比較のために模型をSuicaに乗せてみた。IIIというシールがついてる黒い小さいのが模型。
このペレットが入った燃料棒の集合体である原子燃料体。（展示室にあった模型）
工場内見学もガラス越しとはいえ、工程ごとにＤＶＤのわかりやすい説明を見てから実際に稼動している様子を見られる･･･はずでしたが、まさかＧＷの連休前で休業の準備！高温で処理している場所は減熱するのにかなり時間が掛かること（高温にするのも然り）、その間に機械のメンテナンスを行ったりするという理由だそうです。なるほどよくわかりました。
原料のウランの管理は厳重で、工場で使うウランは仕入れているわけではなく持ち込まれており、持ち込まれた量と持ち出した量も報告しなくてはならなかったり、でも放射線の人体への影響はペレットの製造工程ではほとんど無いこと。
原子燃料体を扱う場所での職員がつける放射量検知器が他の場所のとは違うこと、また名札のような小さな放射線量検知器が男性と女性で付ける場所が違うこと、（男性は胸だけど、女性は腰のあたりです）そして原子力発電の仕組みもわかりました。
臨界にいたらないための管理方法を聞いたときには、なぜ原発での臨界事故が起きるのか、人災だというのがよくわかりました。本当に本当に自分の無知が可愛く思えるほど勉強になりました（笑）
前に行った品川火力発電所の見学と繋がる部分もあったり、この後に見学予定のJAMSTECでの見学での環境への配慮のことなど、どんどんリンクしていくのがたまらなく楽しくなってくる。今度はフル稼働している工場をばっちり見学したいです。
（2020年3月時点で見学休止中）
このあとに見学したところはこちら
（終）
