ダイアログ・イン・ザ・ダーク 2005 D-HAUS 初めての暗やみ体験
初めての暗やみ体験。ドイツ発祥の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を子どもと体験してきました!
ドイツ大使館の隣にある旧自治大学校で開催中のドイツ体感スクエア「D-HAUS」内での開催です。
事前のうわさや参加された方のレポででなんとなく知ったような気になってたけど、想像とは違ったなんともいえない世界でした。
これは多くの人にぜひ参加してもらいたい!と思った。
視覚障害者と見えることについて真面目に話せたのも初めて。
木のあるところ…、町の中……
暗やみの中ではそのどれもが新鮮で体中がアンテナになってしまったよう。
視覚障碍者でもあるアテンドの ひやまっち は今年でDIDのアテンドが4年目という、ユーモアのある男性で終始メンバーを和ませてくれました。
メンバーが手を引いてくれたり、離れたところから声で呼んでくれたり、初めて組んだとは思えないほど最後には和気あいあいで、すっかり自然に声を出し助け合ってました。
不思議というかさすがというか、子どもの方が順応性が高くて、おたおたする大人を尻目に先頭きって歩いて声で誘導したり、戻ってきて手を引いて案内してくれたり、点字ブロックの意味を大人に教えてくれたりと予想外な行動力に頼もしいやら新しい発見でした。
ここは目の見えない暗闇ではありませんでした。
視覚を必要としていない世界でした。
現に慣れてくると普通に目を開けてましたが、「目を開けていた」ことさえ意識してなかったのです。これは自分でも驚きでした。
そして聴覚、触覚、嗅覚、味覚のフル活動。出てきたらとても疲れていました。
あの中では男も、女も、大人も、子どもも、各々のバックグランドや立場なんか意味を成さなくて、出てきてから大人の女性とうちの娘と取り違えてる人が居たように、全く外見も何も関係ないんですね。
時間になって集まってきて、説明や自己紹介は最低限の光源のもとで行うという、そのプロセスのひとつひとつで、DIDの目指す心のバリアフリーが実現できてると思いました。
お昼は中にはに出てすぐのソーセージの店「ケーニッヒ」。
子どもは普通の「粗挽ソーセージのパン付き」(650円)、私のは画像の「カレーヴルスト」(650円)、それと偶然にもユーハイムのバウムクーヘンの試食があって、先着500名のをいただいてきました。
4切れも入っててたので、残った分は持ってかえっておやつになりました(^^)
≪見学日:2005.10.30≫