青森の旅2019(1)あおもり犬~弘前さくらまつりライトアップ
旅の記録<2019.4.29> 青森(弘前)1日目。
定年退職した夫が再就職の前にマイカーひとり旅をすると言って、3月に続いて4月半ばから時計回りに日本一周の旅に出かけて行ったので、自分もGWに楽しくひとり旅に出ようと計画を練ることにした。
行き先の候補の一番は、幾度となく駅貼りの大判ポスターで気になっていた弘前だった。死ぬまでに見たい絶景とも言われている「花筏(はないかだ)」という、お濠が桜の絨毯を敷いたようになる景色がずっと気になっていたのだ。それと前々から弘前に行ってアップルパイを食べている友人たち(主にダムクラスタ)のツイートも引っかかっていたのだと思う。
そんなわけで、2週間前に思い立ったものの半分諦め気分で、泊まるところが確保できたら行こうかな程度で宿を探していたら、1週間前になってキャンセルが出たのか予約できてしまったので青森の旅を決行することに。さらに青森までの新幹線の空席を探していたら運よくグランクラスが1席残っていたのを予約出来て万々歳!
これで素晴らしい連休が始まる!…って思っていたら、まさかの当日朝に大寝坊して初グランクラス逃しました(笑)
新青森まで行く新幹線にとりあえず飛び乗って、福島でやっとグリーン車の空席を案内してもらってふて寝しながら新青森駅へ。
新青森駅では素戔嗚尊のねぶたがお出迎え。
予定では、青森駅まで行って青函連絡船を見てみたりしたかったのだけど、そこまでの時間はなくて、夕方には弘前まで行きたかったので、せめて「あおもり犬」だけには会いたいと巡回バスで青森県立美術館に行った。
青森に着いたころは薄曇りだったのに着いたら真っ青な青空が広がっていて無駄に晴れ女伝説が炸裂、汗ダラダラったらなかった。
シンボルマークは「木」と「a」をモチーフにしていて、「木が集まって森になる」を表現。すなわち青い木が集まって「青森」。夕方になるとネオンが青く点灯して「青い森」になるそう。見てみたい。
奈良美智の「あおもり犬」は入館しなくても、外から回って会いに行ける。
まるで迷路みたいな細い階段や通路をくねくねと遺跡みたいなところを通る。
あおもり犬がいた!!めっちゃデカイ!!!
天気が良すぎて写真撮るの難しいね…
なんだか表情といい土下座してるように見えるのは心が汚れているせいだろうか。
ミュージアムショップに行くついでに、八角堂への案内板を見つけて知らずに創作ヤードに降りたら、八角堂に入ってぐるぐる上ったところに、奈良美智のもう一つの作品《Miss Forest / 森の子》がぽっかりと鎮座していた。
ミュージアムショップで購入したのは、青森県立美術館×かまわぬのオリジナル手ぬぐい「森てぬぐい青森美術館限定カラー」と成田亨展オリジナルグッズの付箋メモ。
常設展も見ずにそそくさと新青森駅まで戻るバスに乗って、本日の最終目的地である弘前に向かいます。
弘前では「弘前さくらまつり」が弘前市誕生130周年ということで公式の桜ミクのスタンプラリーやグッズもあって盛り上がってる感じ。
弘前に着いたのがもう18時近かったので、駅から近い宿に急いでチェックインしに行った。
あまり下調べできてなかったが、宿のオーナーが弘前城がライトアップしてると教えてくれたので、宿から歩いて行ってみた。歩けるって言われたけど初めてだし坂を上る感じだったのもあって30分くらいかかった。
さくらまつりの提灯が点灯し始めてきた。濠の花筏にテンション上がる。
弘前城のある弘前公園に着いた。屋台もいっぱい見える!
夜ご飯代わりに「嶽きみの天ぷら」を買ってみた。トウモロコシ大好物なので。
「嶽(だけ)きみ」は青森県産の糖度の高い甘いトウモロコシのブランド名。甘みがあって本当に美味しかった。
あんまり美味しかったので翌日も「嶽きみの天ぷら」の屋台を探してみたら、あの広い公園の中に3店しかなかった。もちろん食べた。
弘前公園の桜が満開を過ぎていたものの、本数が半端なく多くて、嬉しくて「さくらまつり」の会場を一周以上回った。
多少葉桜も見えるけど、一番見たかったのは満開の桜じゃなくて花筏なので、これでいいのだ。
惜しげもなく植えられてる桜がライトアップの加減で幻想的で涙が出そうだった。生きているうちに見れてよかったと心から思ったほど素晴らしすぎる弘前。弘前さくらまつりに来ることがあったら是非ライトアップした夜も観てほしい。iPhoneだけじゃなくて一眼レフ持ってくればよかったと悔しくなった。
最後に弘前城の天守閣を見に来た(ここは有料エリア)。天守閣にも上がれたけど、天守閣を見るための展望台の方が写真を撮るのにはいいのかも。
弘前公園からの帰りはスタバで小休止。明日も来る予定なので下見も兼ねて。
帰りもあちこち街歩きして帰った。適当に面白いなと思って写真撮ってから調べてたら一戸時計店の時計塔は明治時代に建てられたものだそうだ。すでに閉店してしまってるとのことだけど、観光スポットにもなってるようだしどうなるのかな。
宿に着いて歩数計みたら2万歩超えてた。
(つづく)