見学日和 ~社会科見学とか工場見学とかあれこれ

社会科見学&工場見学や旅とかいろいろメモ

光の館で12人の合宿をしてきた

この前の土日で光の館に泊まってきた。

光の館というのは、ジェームズ・タレルの作品として新潟県十日町市に2000年に建てられ、宿泊施設として公開されている芸術品。じつは以前ここに泊まるチャンスがあったのだけど乗り遅れてしまい気になったまま月日が過ぎました。
それがこの在華坊さんのブログ記事に書いてある2011年のはなし。

zaikabou.hatenablog.com

そして何年か経ってまた在華坊さんが光の館に行かれたという記事が!

光の館に12人で泊まる、再び - 日毎に敵と懶惰に戦う

この記事を読んでから何人かの友人と行く算段を始めました。
半年前の1日から1か月分の予約がスタートして、土日の予約は人気ですぐ埋まってしまうので、友人と日付が変わると同時に申し込んでまんまと私の名前で12人分の予約ができてしまった、それが11月1日。

申し込んですぐくらいに興味ありだった何人かの参加希望をもらって、あとはのんびりしていたらGWになってて、慌ててそこからまた何人か集まってくれた。半年って意外と早いもんですね……。

というわけで、その前の週末もライブ遠征で仙台に行くことになってて、相談がギリギリのバタバタだったにもかかわらず、積極的に動いてくれる人ばかりで無事に当日を迎えることができました。

初めての上越新幹線。東京駅から乗り込むのにお弁当も友達に買っておいてもらうという体たらくを発揮。友達と一緒なのでシウマイ弁当!3人掛けの椅子をくるりと回して同じ新幹線になった6人で座り、お昼ご飯のために乗ってすぐから食べだします。



越後湯沢駅からは上越線六日町駅を経由して、ほくほく線十日町駅で下車。


十日町では新潟に住む友人が車で待っていてくれて、さらにもう1台レンタカーを借りたので、みんなで蕎麦を食べに行きました。


胡桃の実をほじくりながら(ほじくって蕎麦ちょこに入れて蕎麦と食べる)待ちます。

ジャジャーン!!初めてのへぎそば!!!そして山菜の天ぷら!


メニューに「木の芽玉」とあって気になったので頼んでみたら…


モリゾーみたいな山菜がやってきました。ほろ苦くて美味しいいい~

その後、後から新幹線で来る友人を待つのにキナーレや道の駅をぶらぶらして、揃ったところでリオンドールというスーパーで買い出しをば。


トイレットペーパー感溢れる右手前の豆腐は味噌汁用にお買い上げ。

次は、地の物の野菜やお米を買うためにJAの直売所へ。JA十日町コシヒカリブランドの五郎兵衛という棚田米を2キロここで精米してもらいました。


さらにリカーショップでお酒も大量に買い込み。

そしてとうとうやってきました光の館!


荷物を運びこんだら、管理人さんから渡された誓約書を代表して読み上げ、全員が署名して館内を案内してもらいます。屋根も一度開けてくれました、ただ開いてるだけの天井はこんな感じです。日没と日の出のプログラムが楽しみです。


キッチンやプログラムを体験する部屋は玄関と同じく2階で、お風呂は階段を下りた1階に、あと全3室のうち1室も階段を挟んで風呂の反対側にあります。日没後のお風呂も光の魔法がかかるというので楽しみ…。



そして晩ご飯の支度はあとにして、暗くなる前に入浴を済ませて、おつまみを用意してお酒を飲みながら日没を迎える準備をします。


今回は前日から漬けこんでおいた鶏肉を保冷バックで持ち込んで唐揚げを作りました。あとは友人がトマトとモッツアレラでカプレーゼを作ったり、おかきを出したり準備万端です。


こんな感じでゴロゴロして日没の20分くらい前からスタンバイ。


日没のプログラムでは、こんな感じで天井のライトが次々と変わっては空の色と不思議なコントラストが繰り広げられるわけです。その間およそ1時間半。
夜に到着する2人を除いて全員揃ってないけど乾杯タイム。天井の青いライトのせいで食べ物も飲み物も美味しくなさそうであります。


イラレとかフォトショというかペイントソフトで遊んでるみたいな絵面が続きます。


そして気づくと空は濃紺を経て漆黒になっていくのでした。

お風呂は一つでトイレが脱衣所も兼ねていることもあって、男女混合チームでビックリしないようスケブ持参の友人が風呂カードを置いてくれました。ありがたし。


日没プログラムのあと、また交代でお風呂に入ったり、布団の支度をしてくれてる間に勝手に料理人枠にしてた友人がガシガシといろいろ作ってくれました。私が気に入ったのは野沢菜のゴマ炒め。



残りの友人も到着して、自己紹介しながら遅い夜ご飯を食べて、花火もやりました。


前日に上野のドンキホーテで買い込んできた手持ち花火で大人が子どもに見せられないようなはしゃぎっぷりを見せていました。絶対に真似してはいけないアレもコレも……(よく誰も火傷しなかったな)
街灯がないので懐中電灯なしでは歩けないくらいだけど夏の大三角形も見つけられるくらい星が見えましたよ!

この後もしばらく飲んでました。
布団は5枚ずつ2列しか敷けなかったのでそこに12人で仲良く寝転がりました。



翌朝。心配だったけどちゃんと起きれた!(布団からは出ていない)
日の出がほぼ4時半で、その20分前からスタンバイってことで、スイッチに近い友人が天井を開けてくれてしばし待つと日の出のプログラムが始まります。

画像だけ見てると昨夜の逆再生みたいだけどまたちょっと違います。なんとなく。


みんな布団に入ったままでパシャパシャ撮影したり寝落ちたり。私も気づくと目をつぶってしまって隣に寝てた友人が何度か起こしてくれました。ありがたい。


天井が開いてて部屋の中がめっちゃ寒いけど、角に寝てたら外が気になったので障子を開けてみると雲海が見えた!あとで管理人さんに伝えたらラッキーですね!と。


空が完全に明るくなって雲が流れて行くのも見えます。

そして日の出のプログラムが終わってまたみんな寝入ってしまいましたが、ご飯をセットするの忘れてたので6時に友達も起こして朝ご飯の支度をしました。途中でどんどん起きてきて、天気も良いので廊下で食べることにしました。


新潟の卵も野菜も果物も何もかも美味い。緑の中で食べるとなお美味しい!


このあと怒涛の撤収作業です。原状復帰したり帰る支度をしたり。


館内のチェックを9時にお願いしてましたが問題ないということで、後払いにしてもらってた宿代をお支払いして記念撮影もしていただきました。


2日間ともに快晴で雲海も出たし言うことなしです。
そしてほぼ全員のカメラロールが昨日からおかしなことになっていました(笑)



最後は越後湯沢まで分乗して、うどんすきを食べましたが、やはりその前に出てきた舞茸と山菜の天ぷらが激ウマ!!!


友人が手配してくれた店でしたが、うどんすき美味しかった!

今回は予約をしただけであとは来てくれた友人たちに大変お世話になった合宿となりました。そして光の館の管理人の皆さんお世話になりました。(消火バケツの準備や片づけありがとうございました)
私はといえば仕事帰りに弁当売り場の下見をしてきたり、花火を買いに行ったり、唐揚げ仕込んだり、スーツケースにワイン3本、サラダ油1本詰め込んだり、(写真撮ってないけど)抹茶と茶筅を持ってって廊下でお茶たてたりと、もう行く前からずっと変なテンションでしたが、無事に行って来れて本当に嬉し楽しな旅でした。

そしてこれ、在華坊さんも言ってたけど毎年時期を変えてまた合宿やりたい!
来年も行けるといいな!