高架下初詣に行ってきた2010
2010年のお正月早々から、それも自分の誕生日に面白いイベントに参加した。
まずはNHK熱中時間の出演者でもあり、それ以前に住宅都市整理公団の総裁である大山氏の呼びかけで高架下初詣という歩くツアーをやっちゃうよってんで、わらわらと正月三日の飯田橋に集まる老若男女およそ50人。これが飯田橋駅前の歩道橋の上に集合しちゃって、そっから首都高速の高架下に沿って歩き始めたわけであります。私はさっさと一人で参加表明したのだけど、神田川船下りも一緒に行った仲良しのともともさんも興味を示してくれたので一緒に行くことになりました。
まずは飯田橋から水道橋に向かって神田川に沿った高架下をぞろぞろ歩き始めます。水道橋に差し掛かる手前で神田川が分岐するのですが、そこで高架線もカーブしてるので、みんなで左折。
JR中央線と総武線の高架をくぐって、神田川の上に架かる首都高速の橋脚を愛でながら橋を渡って右左と蛇行しながら進みます。このあたりは同じタイプの橋脚がずらーっと直線状に並んで息をのむ美しさです。
帰ってきてから気づいたのですが、私ったら馬鹿面して見上げてばかりいたらしくあまりちゃんと写真を撮っていませんでした。というより撮ってたつもりで撮れていない思い出がいっぱいなのであります。落下防止装置とかパシャパシャしたはずなのになぁ。
これは竹橋につく前のあたり、段々と首都高の高架が低くなってきていて、橋脚がまるでUFOキャッチャーに掴まれちゃった風に見えたりするのです。
そしてそして!逆さ富士ならぬ逆さ橋脚!静かな水面だからの表情ですね!
・・・とこんな感じで、13時に飯田橋をスタートして竹橋で左折し、日本橋に着いたのが16時30分。
日銀本店の脇の常盤橋の反対側では箱根駅伝の某大学応援団が撤収作業をしてたり、三越のところも結構な人出でした。
ちょうど日本橋を渡っているときに反対車線で信号待ちしていたパイロン輸送トラックに目を奪われて激写です。
日本橋の後は見ごたえのある江戸橋ジャンクションをこれでもか!と堪能できるスポットで、寒さしのぎの缶入りコーンスープで手を温めながらしばし観賞。ホット缶で手を温めるのに夢中だった私はもちろん江戸橋ジャンクションの写真を撮ってるわけはないのでした(勿体ない)。
その代わり「神田川船の会」のときに船から撮った江戸橋ジャンクション!
で、日本橋から江戸橋ジャンクションを眺めるスポットに移動してからは、高架沿いに歩けないので、日本橋兜町・日本橋小網町を抜けて箱崎ジャンクションに向かいます。
そんな途中でたまたま信号を渡った先が「ぺんてる株式会社」のビルで、植え込みの周りがクレヨンの形で可愛いかったのでつい。夕刻のいろんな灯りが虹色のクレヨンを作り出してクレヨン王国みたい。
最終地点でもある箱崎ジャンクションに着いたときには17時過ぎていましたが、着いた途端にみんな物言わず箱崎ジャンクションをカメラに収めようとする様子はまるで五体投地でした。感動的な初詣です。拝むのか写すのかはっきりしない落ち着かなさのおかげで私の写真は斜めになってます。
そんなあからさまに不審な60人近い集団がやってきたので、お巡さんも職務質問せざるを得ない状況でしたが、さすがジャンクションの聖地はお巡さんもご存じですぐに疑いは晴れたのでした。
初めて会ったにもかかわらず橋脚という絆で結ばれた同士の集まりはとても楽しい時間でした。
その後は打ち上げがあったのですが、残念ながら自分の誕生ケーキを買って帰る使命をおびていたので、わが身を呪いながら寂しく帰途に着いたのでした。
企画した大山さんがDPZの記事にも書いてます!こっちのがわかりやすいw
デイリーポータルZ:「高架下初詣」をやってみた
私の画像は2006年購入のコンデジなので解像度が低いのはご愛敬ってことで。