見学日和 ~社会科見学とか工場見学とかあれこれ

社会科見学&工場見学や旅とかいろいろメモ

【見学】警視庁交通管制センター

個性的な事務職のお姉さんの案内で2階へ続く専用階段をあがると、 そこはガラスばりでセンターの全容を見渡せるだたっぴろいスペース。
おもむろにほぼ全員がスチャっとカメラを構えると、お姉さんが「取材ですか??」と驚くというより引き気味。 みんなで顔を見合わせ「…趣味です」と言いながら笑い。

というか、見学させてもらえるのはここだけでした。

とはいえ、最初は見学時間約40分なんて、あっという間にすぎちゃうじゃんって思ってたけど、 大きく広がる左右中央それぞれのモニターの説明や、 ラジオでも交通放送のことや、 最初に見せてくれたらもっとよかったビデオとか、 もうあっという間に30分もすぎてしまって逆にびっくりでした。

中央モニターの下にはたくさんの普通サイズのTVモニターが並んでて、 それの真ん中の1台はいつもNHKを音声なしで映してるんだけれど、 それは地震の速報をキャッチするためなんですって。 もちろん、実際に地震を感じたり、 現場から地震の情報がくることもあるけど なんたって天下のNHKはここでも頼りにされています。

 

刻々と変化する都内の交通事情が見える大きなモニターでは 主要な信号に設置してある車両感知器で車両の通過状況を読み取り 随時モニターに赤やオレンジで渋滞を表示させてるんだそうです。





こんな24時間動いている施設をささえてるのは、 2交代制の警察官がたったの10~11名。 そのほかに日勤の事務職員が問合せの対応なんかをするんだそうです。 前に行った品川火力発電所の3交代勤務よりも 内容的にずっとずっとハードな気がします。


信号も都内1万6千箇所のうち半数近くはこのセンターで制御してるので、 東京マラソンのためのプロジェクトチームが出来てるんだって。


管制センターの制御スイッチのシミュレーションできるコーナーもあって 「小さい子用なんですよ~」と言われながらも触ってきました。

センターの中の音は聞こえないんですが、 機械音声で渋滞のアナウンスとかが流れて面白かった。

(終)