見学日和 ~社会科見学とか気になったあれこれ

社会科見学と称していろんなところに出かけたのをメモするブログ

【見学】信玄餅の桔梗屋本社工場と1/2アウトレット!【工場直売】


桔梗屋といえば、山梨で知名度ナンバーワン菓子信玄餅を作っている会社!
工場では、1/2アウトレットという名前で社員特価で桔梗屋の商品を販売もしてるんです。ドライブ目的の夫と利害一致で、急に思い立って二度目にして工場見学をしてきました。明け方に自宅を出発して高速ではなく一般道を秩父経由でドライブしながらも、朝8時には桔梗屋本社工場に到着。
高速で行く場合は、中央道の一宮御坂ICで降りるとすぐです。もともとこの工場を見つけたのも20号線を使って一般道ドライブをしてるときでした。(そして帰宅後検索して調べた)

土曜日の朝8時ですでに並んでる人がおります。人のこと言えませんが。でも前回(2008年)は夏休みということもあって7時でもっと並んでたね。

というか。
並んでるのは工場見学じゃなくて、信玄餅の詰め放題の列だったりします。

詰め放題は10時からですが、9時にはアウトレット品の売店が開店するので、その少し前に整理券が手渡されます。今回は夫・息子・私の戦いとなったので3枚ゲット。


詰め放題に参戦できるのは一度に20人前後なので、とりあえず初回のグループには入れたので、整理券をもらったら隣の売店で時間つぶし。(それがきっと桔梗屋の戦略)


季節のロールケーキやその切れ端やレアチーズケーキ。ブルーベリーのロールケーキは人気商品らしくすぐ完売してた。


なぜか壁に沿って一面の食器コーナー。レストランなどで使う食器を卸してる窯からのアウトレット品だそうで、「たったの30円」のキャッチコピーどおり、すべて30円で売られてます。気に入ったものがあればお買い得。


まんじゅうとかクッキーとかブッセの皮だけとか黒蜜だけとかミニ黒棒とか。


とにかくいろいろ。みんな安い。


カステラは、蜂蜜のほかにブルーベリー、抹茶、チョコ、桃まであった・・・。


他の商品がだいたい2~3日の消費期限がついてるけど、これは本日だから安いのだ。

これは信玄餅の上級品。


我が家は、切黒棒300円、芳熟かすていら5個入り300円、蜂蜜カステラ294円、信玄餅吟造り4個入り210円、黒蜜210円のお買い上げいたしました。


……で、いよいよ10時には開戦の整理券呼び出しが始まりまして。

 

 

信玄餅 ドドーン!!
初回グループは、どっからでもかかってこい状態からスタートです。

自分が終わった後を見てみましたが真剣そのもの。

詰めてる当人たちは和気あいあいと励ましあいながらビニール袋と格闘してるのですが、まわりの人たちは詰め放題中の人の手元を観察しつつ、自分の番を待つハイエナのような殺気を漂わせています。男性ほど本気モードの人が多くて、ビニール袋が破けたら何度でも取り替えてくれるのは有難いんですが、みんな破けては詰め直ししてる様子に業を煮やして「いい加減にしろ」という野次まで飛び出してました。マジ怖かった。
私も何度か破いちゃったので、最終的に戦線離脱するまでに30分かかりました。もっと遅い人もいるし、もちろん早い人はさっさと少し詰めて抜けてしまいます。ぶっちゃけ2個以上入れれば元が取れるので。

というわけで、我が家の戦績。左から、ダンナ=18個、私=18個、息子=21個。
前回22個の記録を作った私ですが、途中までは20個超えたんだけど、結ぶところで破けて戦意喪失したのでした。

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ここからは真面目に工場見学。本来の目的はこれ!
こちらでは毎日9:00~1時間ごとに見学をしていて、当日申し込みでも見学できます。
でも9時に申し込みに行ったら間に合わず、10時からの詰め放題にチャレンジしてから11時の見学に参加することにしました。
申し込みは工場内にある売店「花菓亭」のカウンターで行います。集合はその売店の裏手で、そこでは常時信玄餅工場のビデオが流れています。


お菓子の美術館もここから入れて、お菓子で作った作品がいろいろ飾ってあります。

それと桔梗屋の歴史や使われてきた和菓子の打ち菓子用具なども展示されてました。いざ、見学時間になると家族連れや友人連れなどがわらわらと10人ほど集まってきました。

一度「花菓亭」を出てアウトレット売店のほうの工場入り口からまずは2階へ。


見学ルートにはところどころ曲がり角に足跡がついててかわいい!
なのにダンナの足が入っちゃったよ!

工場は写真撮影禁止だったので、ここからはテキストのみで。
すべてガラス越しの見学です。

まず、信玄餅はもち粉(求肥粉)とグラニュー糖と水あめが主材料。
最初の部屋ではその材料をタンクに合わせ入れて高温蒸気で蒸しあげながら撹拌していく様子が見れます。
タンクは2つあって、一日でそれぞれ3回ずつ作ると一日分の信玄餅ができあがります。できあがった餅はタンクから次々にバットに分けられていき、常温で一日かけて冷やされて翌日の信玄餅となるのです。その量はバットにして約60枚、10万個分の信玄餅

廊下の反対側では黒蜜を小さいボトルに入れる機械が2台動いています。この機械は新しいもので、古い機械も置いてあったけど、それより3倍の仕事量をこなすそうです。
一度に2本ずつ注入してる様子がみれます。2台で1日10万個分の黒蜜ボトルを作ってます。その隣では信玄桃などを作ってる部屋があって、さらに隣の焼き工程につながってます。

いよいよ、信玄餅が出来上がるラインの部屋。さきほどのタンクのある部屋と並んでます。信玄餅は4つのラインで同時に作れますが、本日は土曜日だったのもあって1ラインは止まってました。

 一番端から昨日から冷ましてた餅を投入。
        ↓ 
 ちぎられて3つずつ粉をまぶされて小さい白いパックに入る。
        ↓
 黄名粉(桔梗屋ではそう表記してる)がかかり、
 黒蜜をのせる透明の中ぶたがのせられ、その上に黒蜜ボトル。
        ↓
 機械が1枚ずつアームでコンベアにビニール包装を広げる。
        ↓
   いよいよ包みの工程。


そう、この包みこそが信玄餅の職人芸のみせどころ!

1つのラインに4人ずつ向い合せに座ったパートの女性たちが、一つずつ手で包んで結ぶ。黙々と作業。それも1個を包んで結び終わるまで5~6秒の速さ!は、速い!

信玄餅は食べたことある人ならわかるけど、2回結んであります。1回なら機械でも結べるそうなんだけど、2回となると技術開発的にも難しいので、現時点では人がやっちゃったほうがいいってことになったそうです。
30年以上もやってるパートさんもいて、コツは眠たくなるくらいにリラックスすることなんだとか。見た目で速そうにテキパキ腕が動いてる人は、じつは無駄な動きも多くて腱鞘炎になる人もいるらしい。
最後にようじを指して箱詰め。ここも箱折りから手作業です。
これだけの工場内手工業で1日10万個作られてるなんて嘘みたい。

作業は朝から夕方までの勤務で年中無休だから正月も交代で操業。
また、部屋の端の方では、信玄餅の高級バーションの「吟造り(ぎんづくり)」の包装もやっていて、こちらは包装が不織布のためラインにある機械ではつかめないので、黒蜜がセットされたところから手作業になってます。
この吟造りは、もち粉がより柔らかくなるものになっているだけでなく、丹波黒大豆の黄名粉を使い、黒蜜には山梨産のアカシア蜂蜜をブレンドしてるんですよ!

信玄餅のラインが終わるとさらに3階へあがって、そのほかのお菓子を作ってる大きな部屋をガラス越しに見ます。大きな部屋の中にある機械で一つのお菓子につき週に3~4回製造してるんだそうです。
それが見終わると工場を出て渡り廊下と階段を下り、お菓子の美術館に入ってそこの説明。ここまでで本当は15分の予定だけど、私やほかの人もたくさん質問したので明らかにオーバーしてました。

ちなみに、桔梗屋のアウトレットで詰め放題になっているのは正規品で、消費期限の2~3日前(本来の信玄餅の消費期限は12日間)に回収や返品で戻ってきた商品を箱や袋をバラして出してるんだそうです。

そういうわけで、最後は普通の信玄餅と吟造りの比較。
開いてあるのが吟造りで、黄名粉には黒大豆の特徴である黒いつぶつぶ見えますか?
信玄餅よりも口当たり優しく控えめな甘さで美味しい!これが山梨県内だけしか流通してないなんて!これを買うだけでも工場に行く価値ありかもよ。

工場見学じゃないけど、工場内売店の「花菓亭」では信玄餅の包み体験もやってて、4個で300円で出来たての信玄餅が食べれるのでこれもおススメ!
定価で買っても4個で575円するので、自分で食べるならこっちの方が新しくてお得。 

※情報は見学時点のものです
≪見学日:2010.5.15≫